井上伸史県議が後援会広報紙で次のような談話を載せている。現在、県教委が発表した「県立日田林工高校土木科募集停止」に関して様々な動きが出始めている。今後、それらの動きについて詳しく載せ込んで行きます。井上県議は・・・
『私が初めて「大分県立日田林工高校土木科募集停止」の報告を受けたのは、発表前日の9月24日午後6時過ぎ、会食中の事でした。教育次長より電話があり、停止理由もその時に伺いました。「何事だ!」との思いで電話を終え、その後の食事も喉を通らないほど憤りを感じました。
「またか!」というのが正直な感想であります。というのも、以前同校で「林産工学科募集停止」が行われた際の報告も同様の手口であったからです。その際にとある方から「停止を事前に関係者に知られるとまずいから」と言い聞かされた事も思い出しました。募集停止の知らせを受け、同窓生や市内の土木関係者等から以前にも増して多くの問合せがあり、この反響にも驚かされたところです。
2回の報告を受けて感じる事は、教育をつかさどるものとしてこのような重要な案件を前触れもなく報告すべきものか、という事です。決定する以前に報告し、反対は反対としてしっかりと受け止め、説明責任を果たす事も教育者の立場からすべきことではないでしょうか。同校長も事前に説明を受けていないとすれば、現在土木科に通う生徒たちにどのように伝えるべきなのか苦悶することと察します。
現在、いじめ問題や虐待など、教育の在り方が問われ、社会問題となっています。ましてや3年前に大分県教育委員会の問題が全国的な話題となり、その後も教育関係の不祥事が続きました。このような事も踏まえ、今回のような行動は、大分県教育委員会の体質・資質に大きな問題があるのではないかと考えずにはいられません。
とりわけ今回の北部九州豪雨での災害復旧では、土木技術者不足で災害の対応が出来ないとの声が上がっており、技術者を育成しなければならない状況において土木科募集停止は考慮すべきではないでしょうか。今後、大分県教育委員会が根本的に体質を改善していただくことを強く望みます。』