朝日新聞から・・・衆院選中盤の情勢について、朝日新聞社は11、12の両日、全300小選挙区の有権者を対象に電話調査を実施し、全国の取材網の情報も加えて情勢を探った。(1)自民は好調を維持、単独過半数のラインを大きく超えて280議席以上をうかがう(2)公明も堅調で自公で300議席を上回る公算が大きい(3)民主は80議席を切る可能性がある(4)日本維新の会は40議席台は確保しそう、などがわかった。
調査時点で投票態度を明らかにしていない人が、小選挙区で5割弱、比例区で4割おり、情勢が変わる可能性もある。今度の選挙で「必ず投票に行く」と答えた人は76%。過去のデータを踏まえて投票率を推計すると、前回2009年の69.28%を下回り、60%台半ばになりそうだ。自民は小選挙区で優勢な選挙区が170あまりに達している。競り合っている選挙区などの上積みを加えると、05年の219議席を上回りそうだ。比例区は60議席前後になりそう。
公明は8選挙区で議席獲得に見通しが立ちつつあり、残る1選挙区でも競り合う。比例区と合わせ、計30議席台が有望だ。民主は反転の兆しがみられない。議席獲得の見込みが有望な小選挙区は20程度にとどまり、比例区との合計で80議席に届くかどうかの情勢だ。維新は小選挙区では序盤とほぼ同じ14議席前後の見通し。比例区では30議席台前半にとどまりそうだ。
日本未来の党は、小選挙区、比例区合わせて10議席前後で、公示前61議席から大幅後退が確実。みんなの党は比例区で大きく伸ばし、全体で10議席台後半をうかがう。共産は比例区で前回とほぼ同じ8議席前後。社民は2議席ほど、新党大地と国民新党も1議席を確保する可能性がある。