衆議院選挙情勢⑤!!再可決される議席数獲得か・・

2012/12/14

インターネットから・・・16日投開票の衆院選では、各党の獲得議席がその後の国会運営に大きな影響を与える。今回の選挙で注目される議席数を探った。衆院定数は480で、政権与党として必要な議席数は過半数の241。連立を目指す自民、公明両党で過半数を取れば、政権は奪還できる。選挙情勢は、自民党が単独過半数を占める勢いを示しており、議席が増えれば増えるほど、同党は国会運営を有利に運ぶことができる。

具体的には、与党が252議席を取れば「安定多数」となり、国会の計17全ての常任委員会で委員長ポストを独占し、委員の半数を確保。269議席なら「絶対安定多数」となり、全ての常任委員長を独占し、委員も過半数を占める。今回は特に、自民党が公明党と合わせて、定数の3分の2に相当する320議席に到達するかどうかが注目されている。参院は民主党が第1党で衆参の「ねじれ」が続くが、憲法59条により、参院で否決された法案でも、衆院の3分の2の賛成で再可決し、成立させることができるからだ。

公明党は現行制度下で最多の34議席を目標に掲げ、30議席前後の獲得が見込まれ、自民党が290議席まで伸ばせば3分の2確保は現実味を帯びる。