平成8年3月に策定した「日田市都市計画マスタープラン」が15年経過したこと、平成17年に日田郡との市町村合併したこと、社会経済状況が大きく変化したことなど現状に即していない計画となっている部分もあり、都市計画区域内だけでなく、日田市全般的な計画の見直しに取り組んでいる。市全域を20地域に分割し、それぞれの地域の現況と課題を問題提起し、今後20年間の地域のまちづくり方針案を提示し、その意見などを聞く東有田地区別懇談会が開催された。
懇談会には東有田振興協議会代表委員である20名が出席し、市の担当課でもある都市整備課職員から詳細に説明があった。道路・公園などの都市施設整備や景観および防災機能など東有田地区の今後の方向性について意見交換があった。各委員から昨年の豪雨に関する諸問題について活発な意見が続出。土地利用、交通体系、防災などの意見が多かった。防災に強い自然環境の保全、特色ある地域づくりを求める意見も多数出された。
東有田地区は池辺町、諸留町など一部が都市計画区域に編入されている地区、耶馬日田英彦山国定公園区域に地区半数が編入され、地区大部分が山林や農用地になっている地区でもあり、今後のまちづくり方針の方向性が注目される。東有田地域の活性化、振興策の基本になるまちづくり方針を打ち出して欲しいと願っている。