24年度予算などを審議した第1回定例市議会が終わった。新年度事業・予算のうち、幾つかの内容について検証する。まず、介護保険料が24年度から大幅に値上げされることが決定されている。第5期老人保健福祉計画期間中の介護保険事業給付費総額が4期計画期間に比較して34億円の増加が見込まれる。36.52%の増額になる。議会教育福祉委員会で、高齢者の負担を軽減するために激変緩和措置を取り入れることはできないのか、一般財源を繰り入れることはできないのかなども検討されている。
しかしながら、厚生労働省からの通達で保険料軽減については全額免除は行わない、一律の減免は行わない、保険料減免分に対する一般財源の繰り入れは行わないという指導がされている。今後も日田市の高齢化率が高くなり、26年には30.6%と推計され、ますます給付費が増加することが見込まれる。そこで、今回の大幅な値上げに対し、やむを得ない措置であると理由付けている。被保険者の負担軽減を図るために、国に負担率を含め介護保険制度の抜本的な改革を求めるべきではないかと言う意見もあっている。
新年度予算から・・・36.52%大幅な値上げ!!
2012/03/22