今回の市葬斎場選定問題には三つの焦点がある!!

2012/03/16

今回の市葬斎場の指定管理者選定問題については、一般質問などで問題点が浮き彫りになり、13日午後3時から経済環境委員会で詰めの審査が始まった。どのような審査をするのか、興味があったので、事前に申し込み傍聴することにした。矢野美智子前議員さんも傍聴されていた。新聞記者さん達も興味があるのでしょう、殆どの各社が傍聴されていた。事前に経済環境委員会から資料提供をお願いしていた資料での質疑、その後、新しい資料提供申請などがあり、中身審査までには入ることは出来なかった。最終結論は16日午前中になるようです。
今回の市葬斎場の指定管理者選定問題について三つの焦点がある。一つに議員の質が問われている。二つ目に日田市の指定管理者に実際的に市外業者にも門を開けるのか。三つ目に選定委員の選考の基準にばらつきがあったことが上げられる。一つ目の議員の質が問われている問題は、公募する業者の会社で議員の6名が「いわゆる勉強会」を開催したこと。さらに、代表質問・一般質問で5人の議員が質問したのに、今だ指定管理者制度の内容が分かっていない議員もいるとか。議員の役目、議員の議会での仕事が良く分かっていない議員もいるとか。議員は議会に提出された議案が公平・公正で提出されているのかを審査してイエスかノウを出せば良いこと。採決後のことは執行部が考えることである。昨年4月に当選した1年生議員は、今回の問題は難問だと思う。しかしながら、最終日には賛否が問われるが、支援者などの意見も取り入れて結論を出すべきだろう。また、常識では考えられない行動した現議長、前議長など6名の議員のケジメの付け方についても会派代表者会議、議運で協議されるようだ。
二つ目に日田市の指定管理者に実際的に市外業者にも門を開けるのかという課題である。今回の応募の中に3社企業体の中に、三重県四日市の業者がいる。全国の自治体にも相当に応募されているとのこと。今までの日田市の指定管理者は地元企業で運営されているが、今回、認めることになれば、他の物件にも次回から参入することになるであろう。ノウハを持った全国を股に事業展開している業者が入り込んで来る事は必至の情勢である。そうすれば地元業者とのトラブルも起きるであろう。地元優先の指定管理者にするべきであろう。
三つ目に選定委員の選考の基準にばらつきがあったことが上げられる。市の説明では今回の選定の仕方には問題ないと言っているが、商工会議所会頭の関連会社が応募していることに対し、経済団体からの選考委員選出には問題はないと言っているが、市民から見れば可笑しなことである。関連がないという市幹部の方が可笑しい。商工会議所専務理事が選定委員に選定されても何も問題はないと言っている。大いに関係があると判断される。経済環境委員会では選定委員が採点された得点表まで提出されて提出されているので、何も問題がなかったのか明らかにされるであろう。市の統一した選定委員の基準がなかったこと、各部で選定委員の選出方法を作っていたことなどにも問題あり。指定管理者制度が始まって6年が経過する中で問題課題も見えて来た。市は早急に市全体の要綱を作るべきであろう。