新年度が始まった。不安を感じながらも期待と希望を膨らませて入社式に臨んだ新社会人になった方などを拝見する。市役所では人事異動で前任者との引継が行なわれ、新体制でのスタートが始まる。昨年度末の退職者より本年度当初の採用者が少なく、市役所は前年より少ない体制で動き始めることになる。正規職員は減少傾向にあるが、嘱託職員、臨時職員は増加傾向にある。正規職員と同じ情報を共有し仕事を遂行している。ある自治体では臨時職員の情報漏れによって問題になったこともある。正規職員同様、危機管理体制の確立は重要である。
市議会は昨年度に引き続いて各地域に出向き、市民の声を聞く議会報告会を開催すると通知があった。それなりに評価されることである。以前は市長が各地区に出向き、市政報告会を開催していた。現原田市政になって丸2年になろうとしている。市民の声として原田市政が見えないと言う声が多い。昨年の水害に伴う復旧・復興が最優先で取り組まれているので分からないことはない。しかし、市民は言う・・・だから地域に出向いて顔を見せて欲しいという声が強い。
開発公社解散に伴う諸問題、第3セクターの民営化、県下でもトップクラスの職員給与の抑制など取り組む難問が多く存在していることは分かる。市民の声を聞いて強い態度で市政運営をしてほしいと願っている市民も多い。市民を見方にすればどのような難問でも道が開けると思う。後2年間、市民が願う行政改革を推進して欲しいと希望している。市民を置き去りにする市政運営は破産するであろう。本来の原田市政の船出を期待したい。