議員は襟を正せ!!

2012/02/29

昨年11月30日に『前代未門の出来事が・・』というタイトルで書いていました内容について、ようやく一昨日、市議会本会議に市から議案として提出されたので、詳しく載せたいと思います。指定管理者制度が出来て、日田市は6年間が経過し、今年4月が切り替えの時期を迎えています。その中に葬斎場の指定管理も切り替えの時期になっている。昨年12月2日に応募する業者の締め切りになっていた。応募した業者を選定する選定委員を市がこの時期に選定している。普通なら選定される業者の関係者は省くのが当然のことである。しかしながら、市の担当部である市民環境部はこうしたことを全く考えず、前回に選考委員になった団体委員を選任した。このことで、選定作業が市民から見れば、不公平、平等の精神から外れるになり、重大な選定委員選考ミスと言えるだろう。
今回の議会に提出されている議案の中で、指定管理に伴う議案が多く提出されている。その中で公募による案件も幾つかある。選定委員選任の時に十分に考えて、配慮した選定委員を選んだ部もあると聞いている。その点、市民環境部の葬斎場選定委員と市営駐車場選定委員に不公平な選定委員が就任し、選考作業している。これでは市民から見ても平等の精神から離れる結果になるのも当然である。
さらに、今回の議会に提出されている指定管理者議案を審査する議員側にも問題が発生している。昨年12月2日に指定管理者応募締め切りがあっているが、その直前に応募する業者宅に出向いて「議員勉強会」を開いたとのこと。その勉強会を呼び掛けたのが、元議長で、その勉強会に出席した議員の中に現議長もいたと言うから驚く。その呼び掛けの仕方にも議員を選んで呼び掛けているようだ。会派社民クラブには全く呼び掛けていないとのこと。6議員が出席していたという。
こうした議員の取った行動は市民から見れば疑惑を招くことになる。どんなに言い訳しても議員の勉強会にはならない。軽率な行動しか言えないだろう。今回の議案の中で指定管理議案があるが、その審査をする資格があるだろうかと市民は言っている。議会全体の問題と認識しているだろうか。議員の質が問われていることを議員は認識しているだろうか。また、一部の議員の取った行動が執行権の侵害にあたる可能性もあり、前代未聞の出来事になりかねないようだ。
27日議会開会日の議員全員協議会の場で、「指定管理者に伴いう勉強会という会合に出席した議員の釈明会」が開かれ、他の議員から鋭い厳しい意見もあったとか。議会もこの会議でこの問題を終わらせることになれば市民は黙っていないと思う。仮に一年生議員が何も分からずに出席したとなれば少しは許されるが、2期生以上の議員が出席していることに何も知らないとは理由にならない。議会は何らかの対応を示すことが市民も納得するであろう。議会に自浄能力があるのか問われている問題である。