14日に開かた臨時市議会で議長などの改選があり、赤星議長が誕生した。赤星議員とは数年間、議員として付き合いもあり性格、議員としての質など申し分ない方である。議会の向上に期待できる人物である。平成17年3月に旧郡部と合併して初めての旧郡部からの選出になった。今回の議会構成変更に伴う臨時議会も以前と同じく、各会派駆け引き、多数工作など関係者から見れば面白い場面もあったと聞く。数日前までは断然有利に進めていた候補が、最後1日でどんでん返しを食らったようだ。最後の詰めの甘さがあったと関係者は嘆く。
それにしても議長選で白票が1票あり、関係者は驚きを隠せない。市民の中には「その当事者は議員を辞職しなさい」という厳しい声も多く聞かれる。前代未聞の出来事である。私も28年間議員をしていたが、議会構成を決定する段階で白票は初めてであり、その行為に対し怒りさえ覚える。誰にも投票する方がいなかったなら自分の名前を書いて投票すべきだったという。議員の質が問われる行為である。
それに、今回の議会構成を見る限り、全く初めての出来事がある。共産党議員が常任委員長に就任したこと。まして総務委員長とは驚いている。日田市議会始まって以来の出来事である。常任委員長になれば、定例会ごとに委員長報告がある。自分は反対でも委員会が可決すれば賛成報告をしなければならない。少数意見を述べることも出来る。市民から見れば面白い可笑しな議会が起こる可能性が高い。それにしても市長初め執行部はやり難いことになろう。2年間、じっくり議会を拝見することにした。