去年7月の豪雨で甚大な被害を受けた花月川・有田川の堤防などを、新たに整備することになり、着工式が行われた。花月川と有田川は、去年7月の豪雨被害を受けて、これまで国や県が堤防などの復旧事業が行なわれた。去年11月に激甚災害を対象とした特別緊急事業に採択され、今回、本格的な河川の改修工事が行われることになった。16日に中央公民館で着工式が行われ、国土交通省水管理河川局長・吉崎九州地方整備局長・広瀬知事など行政関係者・地元関係者など、およそ100人が出席した。
鍬入式は花月川清水町住吉地区で行なわれ、施行主の国土交通省・県・市・地元振興協議会関係者・三和小学生らと鍬入れをして工事の安全を祈願する着工式が行われた。去年の豪雨では、堤防2か所が決壊したことなどから、今回の事業では新たに堤防を高くするほか、護岸を削って川幅を広くすることなどが計画されています。総事業費は101億円で、工事は2016年度の完成を目指しています。工事の対象となっているのは花月川が8.7キロ、有田川が7.1キロの区間です。
今後5年間かけて堤防や護岸の整備、川底を深くするための掘削、それに橋を高くしたり撤去したりする改修工事が行われる計画で、国や県は流域の住民を対象にした説明会を開いたあと、今年秋の着工を目指しています。