参院選が公示され、大分選挙区の改選1議席に5人が名乗りを上げた。各候補はそれぞれ大分市内で「第一声」。気迫のこもった訴えを梅雨空に響かせ、選挙カーに乗り込んだ。21日の投票日に向け、17日間にわたる「戦い」の火ぶたを切った。現職と4新人の戦いになった。自民党現職の礒崎陽輔氏、みんなの党新人の浦野英樹氏、共産党新人の山下魁氏、幸福実現党新人の上田敦子氏、無所属新人の後藤慎太郎氏の5人の争いになった。
今回の参院選は、昨年12月に政権に復帰した自民・公明両党と安倍晋三首相に対して県民が評価を下す最初の国政選挙となる。政権発足から半年間、景気回復とデフレ脱却を最優先課題として経済政策「アベノミクス」を推し進めてきたが、地域経済は依然厳しい状況が続いている。来年4月に予定されている消費税増税を含め、県内の有権者がどう判断するかが注目される。