世には不思議なことが・・・

2012/05/30

 世には不思議なことが起こるものだということが分かった。今朝午前7時半過ぎ、携帯電話がなった。友人からの電話でした。「近所で藁葺きの家の屋根が落ちた。現場を見て欲しい」との電話でしたので、良く理解せずに現場に向かった。上諸留町片峰地区でした。1軒だけ藁葺きの家で東有田地区でも珍しい藁葺きの家でした。東有田地区では藁葺きの家は上諸留町元市議でした財津保氏宅と東羽田町の熊ノ尾地区に一軒あります。どの家も昔風の風格ある藁葺きの家でした。

ところが、今朝何時か分からないが、突然、屋根の部分がずり落ち、無残な姿になっている。ここ最近、藁変えをしていなく、老朽化していたのとのこと。ご主人が亡くなっておばさん一人暮らしになっている。近所の方も集まっていたが、どうしていいのか対策が見つからず、途方にくれていた。一人暮らしであるので何か補助があるのではないかと言うことで、市役所各課にお願いする。

しかしながら、個人の財産である、市役所は個人の財産には手は出させいと言う。当然である。壊れた部分が市道を影響があったとか、あれば対策をするかもしれないが、今回の場合は出来ないのが当然であろう。家主も理解し、近所の方も落ちた藁葺きを二日間で片付けるという。困ったことが起これば、近所の方々が総出で加勢をして助けることは嬉しいことである。それにしても、老朽化している藁葺きの家が一軒無くなったことになる。原型復帰はするが、藁葺きではないという。