女性下敷き事故:署員が救急隊要請を忘れる

2013/08/08

日田署

新聞報道によると・・・『日田署は7日、日田市前津江町柚木で転落した車に女性が下敷きになった事故で、署員が救急隊出動要請を忘れ、到着が約20分遅れたと発表した。女性は意識不明の重体だが、到着遅れとの関係は不明だとしている。同署によると、同日午後0時20分ごろ、市道の緩やかな下り坂で、動き出した車を止めようとした同市天瀬町桜竹、パート従業員、岡本美由紀さん(54)が道路脇の約70センチ下の空き地に転落し、車の下敷きになった。

110番通報を受理した県警通信指令室は同署にパトカーの現場急行と救急車の出動要請を指示していたが、指示を受けた同署地域課の50歳代の男性巡査長が忘れていた。巡査長は「複数の業務に対応していたため、失念してしまった」と話しているという。同署は家族に経緯を説明し、謝罪した。佐藤文亮署長は「あってはならないこと。負傷者とご家族に対して深くおわび申し上げます。今後このようなことが二度とないよう署員への指導を徹底します」とのコメントを出した。岡本さん方の近くに住む幼なじみの男性(56)は「けが人を救助するのが最優先のはず。緊張感を持って仕事をしてほしい」と憤った

日田署によると、事故は午後0時20分ごろ発生。岡本さんは緩やかな下り坂に軽乗用車を駐車後、車が動きだしたため、運転席側ドアとハンドルなどを持ち止めようとしたという。市道から約70センチ下の空き地に転落し、下敷きになった。事故を目撃した現場近くの男性が110番通報。署員3人が約20分後、現場に着いたが、救急車は到着していなかった。署員が同署に確認したところ、出動要請をしていなかったことが分かり、すぐに消防本部へ連絡した。事故直後、岡本さんは意識があったが、署員らが到着した時には意識がなく、署員と通報者の4人で、車を動かしたという。