新聞報道によると・・・・国土交通省九州地方整備局筑後川河川事務所は、昨年7月の豪雨で氾濫した日田市の花月川の治水対策に取り組む「河川激甚災害対策特別緊急事業」(激特事業)に基づく工事に10月7日から本格着手すると発表した。2016年度まで集中的に実施し、事業費は91億円を見込んでいる。同事務所日田出張所によると、激特事業の対象区間は、周辺で洪水被害があった約8・7キロの区間。河川整備計画に基づき、河川掘削、堤防の新築、橋などの工作物改築を行う。
流木などが引っかかり、市中心部が浸水する一因となった夕田橋(西有田)はやや下流に架け替え、現在は3本の橋脚を1本に減らす計画で、来秋以降に着工する。また、財津町から藤山町にかけての1・2キロの区間は、農地を買収して川幅を現在の約30メートルから最大約90メートルへと拡張するという。
「花月川、幅最大70メートル拡張 日田市」・・・昨年、大分県豪雨で氾濫した日田市を流れる花月川の災害復旧工事を進めている国土交通省筑後川河川事務所は、10月から本格的な工事に着手すると発表した。河川沿いの土地を取得し、川幅を最大で約70メートル拡張することを明らかにした。同事務所によると、工事区間は三隈川との合流地点から上流の約8.7キロ。10カ所で堤防を新設し、橋の架け替え工事などを進める。
水田が濁流にのまれるなどした地蔵元橋付近(同市三和)では、両岸約1.2キロに堤防を整備する。現在、最大約30メートルの川幅を約100メートルに拡張させるため、畑などの用地交渉を進める。流木が橋脚に引っ掛かり、氾濫のきっかけとなった夕田橋(同市西有田)は来年10月以降、架け替え工事に取り掛かる。約30メートル下流に建設し、橋桁を3本から1本にするなど改善。橋の高さを約60センチ上げる。花月川の復旧工事は昨年、国の激甚災害対策特別緊急事業に採択された。総事業費は約91億円。2016年度末の完了を目指す。