今年も残り2ケ月になった。早いものです。今年も異常気象が続いた。田植え時期には全く雨が降らない時期があった。雨が降り出したら長い梅雨も続いた。気温も夏場は連日40度近くまで上がり、息苦しい日も続いた。台風の影響は殆どなかったが発生率は多かった。秋が少なかったように感じる。それだけ異常気象であった。
我が東有田地区も昨年の豪雨の影響で未曾有の被害を受け、その災害復旧工事も順調に進んでいる。今年災害で植えられなかった田んぼの水路関係の工事も進み、来年度からは植えられる見込み。河川災害復旧も進んでいる。特別激甚災害を受けている有田川河川改良工事の測量も終わり、現在、県土木事務所で最終的な河川改修予定の図面作りが続いているようだ。年内近いうちに説明会があるようだ。
農業を取り巻く環境は一段と厳しいものがある。環太平洋連携協定(TPP)交渉で農業に対する考え方が変化している。国内農業の中核であるコメ農家の政策が大幅転換しそうな雰囲気である。コメの生産調整いわゆる減反廃止することになるようだ。そうすれば農家に対する補助金もなくなり、大きな影響が出ることになる。そうすれば耕作を断念する農家も続出する事態も想定される。政府の農業の活性化策が不十分であれば安倍政権に対する批判が一気に噴き出ることは必至である。