盆踊りを後世に・・・

2011/10/24

東有田公民館の『公民館まつり』が11月20日に開催される。今年30周年を迎える。その記念事業として東有田地区にある盆踊りを収録して保存することになった。生活パタンが変化して、盆踊りも少なくなった今日、後世にその踊りや口説きなどを残す事業に取り組んでいる。すでに幾つかの地区、集落でその取り組みも終了している。
我が平島地区も先日からこの事業に取り組むことが決定して、その練習も行ってきた。今夜、口説き、囃子、太鼓を入れて録音することになった。録音する場所は諸留町梶原浩之さん宅にあるスタジオ施設で行われた。梶原さんは日田市内は勿論近郊の中でバンド仲間で有名な方である。その施設を見てビックリ。何処かのテレビ局スタジオに来たような雰囲気の中で始まった。総勢11名で乗り込んで収録が行われた。
口説きを全部歌える方が少なく、河内賢吾さんに6曲お願いした。太鼓は80歳が近い高倉厚己さんにお願いし、囃子は地区内の9名で行った。①坪借り(木蓮尊者)、②六調子(広瀬中佐)、③ショイショイ(赤垣源蔵)、④左衛兵門(牛若丸)⑤三勝〈入れこ〉(博多一平)、⑥三星(阿波の鳴戸)それぞれ約10分ずつ歌っていく。歌の間に調子が入っていく。約2時間掛けて録音作業が続いた。口説きを一人で受け持った河内さんも最後には声がかすれていた。終わった時は安堵感があった。少しの時間、録音された口説きを聞き入る。28日には今夜録音した口説きをCDに作り変え、その曲で今度は踊りをビデオ撮りが待っている。