大分合同新聞報道によると・・・・「オレオレ詐欺など特殊詐欺で電話帳が悪用されるのを防ぐため、NTT西日本大分支店と県警は連携し、2014年5月版の電話帳から名前を削除する希望者を募っている。電話がかかりやすい名前の傾向も出ており、同支店は「詐欺に電話帳が使われるのは残念。気になる人は削除を申し込んで」と呼び掛けている。県警生活安全企画課によると、電話帳は詐欺の犯行グループが電話をかける際に利用する犯行道具の一つ。名前の末尾が「子」「枝」「代」「江」だったりカタカナ表記があるなど、高齢女性と類推されやすい人は特に犯人から狙われる可能性が高いという。
昨年1年間で県警が把握した被害者132人のうち、約4割の57人の名前がいずれかに該当。57人中46人は65歳以上の高齢者だった。同課は「電話帳に名前があれば世帯主なので1人暮らしの高齢女性と想像でき、標的になりやすい」と話す。電話帳には住所も載っており、送り付け商法の被害に遭う可能性もあるという。特殊詐欺の被害額は昨年1年間で約4億6400万円に上っており、社会問題化している。同課は「単身で暮らしている親がいる人は、親に削除を検討するように伝えてほしい。家族で振り込め詐欺の話題を出すきっかけになり、注意喚起にもつながれば」としている。
同支店によると、電話帳から削除しても手続きをすれば「104」の番号案内を残せる。申し込みは「116」、携帯電話・PHSは「0800-2000116」へ。時間は午前9時~午後5時。24日まで。