今朝の大分合同新聞に大きく報道されている。この記事について今日はコメントしない。いずれする。・・・・・・
『日田市内の障害者授産施設が国から2千万円の補助金を受けて2010年に購入したリサイクル設備が、4年間ほぼ稼働していないことが26日、関係者への取材で分かった。県は11年に実態を把握し、稼働させるよう指導している。施設側は「空き缶などを無償提供すると約束していた市が提供してくれないので稼働できない」と主張。市は「約束しておらず口頭で断った」と反論している。
施設は障害者の就労支援のため、有価廃棄物(空き缶、ペットボトル、ビン)の分別工場を計画。国の障害者自立支援臨時特例対策事業として、09年に県を通じて補助金を申請した。10年1月に上限2千万円の交付が決まり、同3月にペットボトルプレス機と空き缶圧縮機各1台(計2010万円)を購入した。施設によると、市から空き缶類の無償提供を受けることを前提にリサイクル事業を計画していた。補助金申請前に市と何度も協議し、理解を得られていたが、設備購入後、市に提供を求めたものの供給はなかったという。
一方、市は「有価廃棄物は民間業者で競争入札しており、無償提供はできない」と口頭で伝えていたとしている。今年1月末にも副市長らが施設に市の考えを説明したという。県は申請段階で有価廃棄物の入手方法を確認していなかった。補助事業の申請手続きについて問題がなかったか確認するため、おおいた市民オンブズマン(永井敬三理事長)は情報公開請求を実施。26日、関係する公文書の公開を受けた。施設との協議録はなかった。永井理事長は「無償提供について文書化していないので県、市、施設のいずれも悪い。国からの補助金が無駄になる可能性もある。会計検査院に検査要求書を提出することも検討する」と話している。』