大分合同新聞報道によると・・・・「日田市大肥の静修小跡地を利用した大鶴公民館・大鶴振興センター(通称・静修館)の落成式が8日、現地であった。公民館は木造平屋で日田産材を多く使用。2012年の豪雨災害を教訓に避難所としての機能を持たせ、シャワー室や発電器を設置している。芝生公園やデマンドバスの待合室も整備した。13年5月に着工し、14年3月完成した。総事業費約2億2千万円。
式には地元住民や市職員など約100人が参加。市地域振興課長が工事経過を説明し、原田啓介市長が「公民館が地元の中心的な施設、交流の場になってほしい」とあいさつ。祝賀会を開き完成を祝った。同市大肥本町の無職藤田詩子さん(74)は「料理教室などを開いて、積極的に活用していきたい」とにっこり。
地域住民、大きな期待
少子高齢化により、日田市内は小学校の統廃合が進んでいる。市町村合併以降、24校が閉校になった。学校は地域の拠点となる施設のため、跡地利用について地域住民の期待は大きい。
跡地の活用は地域の住民らで委員会を設置して案をまとめる。閉校後、約3年間のうちに市との協議によって決める。校舎改築・補修による再利用や取り壊して別施設を建設するケースに分かれる。
閉校した24校中、3校は統合校として利用。残り21校のうち、伏木小、羽田小など7校の跡地は多目的交流館や宿泊研修施設、公民館に生まれ変わった。中津江小跡は来年度から、市中津江振興局として活用される。花月小跡はコミュニティー施設、夜明小跡は保育所、介護施設や公民館の機能を持つ施設としての利用を市と交渉中。赤石小、丸山小の2校跡はグラウンドや運動場などを活用する報告書が提出されている。大山小、上津江小など9校跡については未定。市地域振興課は「地域と協議して最適な利用方法を見いだしたい」と話している。