大分合同新聞報道によると・・・・「日田市は、退職者などが加入する国民健康保険税を4年ぶりに引き上げる。平均で9万2410円で7043円増(8・25%)となる条例の一部改正案を昨日開会された6月議会で提案した。選挙公約で「国保税は上げない」としていた原田啓介市長は「非常に遺憾。上げないことを目的にやってきたが、団塊の世代の加入や医療費の増加で、予定より早く基金が底をついてしまった」と話した。
市の国保税引き上げは、2010年度以来。11年度に引き下げ、12、13年度は一般会計からの法定外繰り入れなどで据え置き、加入者の負担軽減を図ってきた。しかし、13年度の1人当たり医療費は10年度と比べ6・9%増加。1959年から積み立て、ピーク時の2007年には約10億1700万円あった国保準備基金は約2億1200万円まで減少している。本年度全額投入し、一般会計からも繰り入れる。市国民健康保険運営協議会の答申に基づき、引き上げを決めた。