日田市長選で当選した原田啓介氏が市役所に初登庁した。午前9時、市役所玄関に市民、職員などが出迎えた。少し緊張した表情で玄関を入ると職員を見て笑顔に変わった。早速、7階大会議室で就任式が行われた。「4年間よろしくお願いします」と訓示した。午前11時から記者会見を行った。この中で明らかになったことがある。公約で掲げた「市長給与の削減、年内に事業仕分けの準備を始める、副市長人事について考えている。条例で決められた通り複数は置かない。職員は小規模の異動を考えている」などについて明らかにした。職員の給与についても労働組合と協議して議会に提案していきたい。職員とは自然体で職員の話を聞き、市の現状を把握したいと語った。当面は、各課から業務の説明を受け、8月31日に開会予定の9月議会に備えるという。早速、公約に掲げた事業について各課との協議に入った。
職員の一人は『佐藤市政の4年間を見直すには相当の時間が掛かるであろう。ここ4年間で市役所の仕事の手法などが相当に変わってしまったから。過去の慣例を無くした職員昇格、給与、残業に伴う時間外手当てなど難問が相当にある。果たして市民が納得する水準に戻すことが出来るのか課題である。』と厳しい見方をする職員もいる。さらに、原田市政にとって副市長人事が重要な課題になるであろうと見ている。順当な人事は行政に係わった経験者を据えることでしょうと話していた。また、冷ややかな見方をする市民もいる。原田氏が民間人で何処まで市役所改革を断行し、少しでも市民の不満を解消できるのかが焦点になるであろう。難しい課題もあるので4年間では難しいだろうと取る市民もいることも事実である。原田新市長がその取り組み方を市民は冷静に見ている。生半可の取り組みをしていれば市民は離れるであろう。4年間の原田新市長の市政運営に期待をしたい。
原田啓介氏が初登庁・・
2011/08/05