議会が本来の姿に・・・

2014/08/14

九重町役場

日田市役所①26.7.28議会本会議場

各報道機関によると・・・・九重町議会は新築する「飯田こども園」の建設費が本年度一般会計当初予算の計上額から大幅に上がった問題で、臨時議会を開催したが紛糾している。傍聴席から議場の張り詰めた空気を感じたのは初めてだったという。一部議員から「よほどのことがない限り賛成してきたが、この議案は通せない。チェック機関としての役割を果たさなければ」と話した。別の議員は「議会は可決してくれるものだという甘い考えが町側にあったのではないか。議員も反省しなければ」とつぶやいた。

町議会は会期を一日延ばして採決した結果、賛成6、反対6の可否同数となり、議長裁決で可決した。賛否が拮抗した結果を受け、町は「少しでも減額できるよう設計会社と協議して計画の一部を修正したい」としている。紛糾したことにより、議案を可決することが町民にとって有益であるかどうかを十分に話し合うことができた。議会が本来の姿を取り戻したように思えた。9月議会でも活発な議論を期待したい。

この新聞を見た日田市民が何気なく言った。「日田市議会で同じような問題が起きたとき、そこまで論議するだろうか」とつぶやいたという。今、市民の中で市長の命取りになりかねない市街地活性化事業「にぎわい創出事業」を進めているが、議会は当初予算ですんなり可決している。共産党議員だけが反対しているが、他の議員はすんなり。合併による地方交付金も減少する中で、財政も苦しい時代を迎える中で、これ以上箱物を建設する必要があるだろうかと市民は厳しく指摘している。現在ある箱物だけを維持するだけでも相当の維持費が掛かるのに。大型事業は将来を見据えた財政状況を考えるべき。これ以上必要ない箱物でないでしょうか。