日田市教育委員会では市民の皆さんの意見を教育行政に反映させる目的で「日田市教育懇談会」を中学校校区で毎年開催している。今年は7校区で実施する予定で、今夜今年初めての教育懇談会が東有田中学校で開催された。市教委から末次教育委員長初め3教育委員、三苫教育長、事務方の各課長が出席した。参加者は小中学校在校生保護者、自治会長、各種団体長など40名近い住民が出席した。最初に30分程度、26年度日田市教育行政についてということで、各課長が主要事業について説明。質疑に入り、事前に意見・質問を提出していた項目について回答、質疑が続いた。
特に東有田中学校校は生徒数が減少傾向が進み、学校運営が厳しくなっていること、適正規模のあり方などの意見が出された。さらに、本来であれば東有田中学校に在籍しなくてはならないのに、他の中学校に通うっている子供の扱いに意見が集中した。市教委の答弁に納得しがたいところもあった。生徒数も平成32年度には30人を切ることになり、将来、統廃合の話が現実化しつつある中で、市教委の方針を待たれる地区民も多い。その他、通学路の問題、スポーツ振興の充実で体育係を課に昇格すべきとの要望、羽田多目的交流館の利用についてなど発言があった。
今夜の会合で感じたことは・・・・「形式回答が続いたこと、時間が少な過ぎること、発言しなかった教育委員さんもいたし、考え方を聞きたかったというヒソヒソ話もあった。模範解答を住民は聞きたい訳でなく、教育委員さんの考え方を聞きたかったという方もいた。教育懇談会のあり方も検討する必要があるのではないか。」