夜明小学校跡地を幼老交流の場に・・・

2014/10/02

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大分合同新聞報道によると・・・・「2011年3月に閉校になった日田市夜明小学校に同地区の保育園が入る整備計画が進んでいる。閉校した小中高校を幼稚園、保育園が利用するのは県内で初めて。公民館、振興センターなどを併設する予定で、「幼老共生」を目指している。夜明小学校跡地利用対策委員会の井上利男事務局長は「夜明小を地域のシンボルとして、住民福祉と地域振興の拠点としてよみがえらせたい」と意気込んでいる。

「保育園と公民館併設 市が改修を計画」  夜明小は11年3月に静修小と統合して大明小になり、11、12年は大明小校舎として使用された。跡地利用対策委が住民アンケートを取るなどして利用方法を検討。子どもの姿がなくなり地域の活気が失われるとの声が上がり、幼児と高齢者が交流できる「幼老共生」を打ち出し、学習会などを重ねた。近くで明円寺保育園を運営する社会福祉法人明円寺会(佐藤真昭理事長)に保育園運営を要望。快諾を受けたため整備案をまとめ、市と協議に入った。市は8月に設計を発注した。15年初めに着工、8月末に完成。10月1日に供用開始する予定。

計画では、明円寺保育園は現在の園舎を0~2歳児が使い、夜明小は3~5歳児約40人が利用する。小学校校舎の内装を全面改装。2階に保育園用の教室、幼児用トイレ、非常用の外部階段などを市が整備し、有償で貸与する。1階には夜明公民館と振興センターが入り、2階の残り2室と3階は幼老交流や地域コミュニティーの活動の場、歴史資料室にする。ほかに小型エレベーター、調理室などを新設、体育館は残すがプールは解体する。

明円寺会の佐藤理事長は「高齢者が元気になるまちづくりに寄与したい。ゆくゆくは定住支援にもつなげられれば」。学校跡地の活用について市は「今後も地元からの要望があれば、継続性、持続性などを考慮し、実現に向けて最大限努力したい」と話している。  ※この記事は、10月2日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。