東有田地区で月出町や高塚神社に行く時に通る市道日向野大石峠線の改良工事にようやく着手することになった。数年前から測量を行なっていたが、このたび改良計画案が出来上がり、その図面の説明が市土木課から説明があった。改良予定地は片峰方面に行く三叉路から登り付いたトンネルまでの500m。殆どが急な登り道で道幅が狭い。改良工事をする個所は道路を拡張したり、少しでも急な坂道を滑らかにする工事が主である。
ところが、この付近の道路沿いは殆どが山林で。その昔、諸留町の各集落の共有林でした。戦後、国の政策で共有林制度の改革があり、殆どの共有林が図面上の個人財産に分割された。法務局登記、税金も個人に掛けられるようになった。そのため、数年前から個人から共有林に戻すことに計画されたが、莫大な費用が掛かることになり、現在はその話も中断している。受け皿も地縁団体でなければならないと言うことで、諸留町各集落ともに地縁団体登記も終わっている。
そのため、市が拡張改良工事する道路沿いの山林について近日中に各集落の山委員に集まってもらい、話し合いをすることになった。個人財産になっていることもあり、ややこしいことも発生するかもしれないので難しい課題でもある。しかしながらこの話も解決しないと道路拡張工事ができなくなるので、関係者とじっくり話を進める準備をしている。