大分合同新聞報道によると・・・・『日田市は旧5町村に設置している振興局を再編する方針を決めた。市の素案によると、前津江、上津江の両振興局を「支所」に変更。現行の5振興局を3振興局へ再編する。大山振興局は前津江、中津江振興局は上津江をカバーする。時期や人員配置の詳細は未定。振興局に導入している総務振興、産業建設の2課制を15年度から1課制にする方針も示している。8日に開かれた前津江地区地域審議会での説明会では、賛否の声が相次いだ。
市によると、人口減少と厳しい財政状況により職員数を削減しており、現状の行政サービスを提供し続けるのは困難と判断。組織の見直しによる業務の効率化を図る。前・上津江の「支所」は、証明発行などの窓口業務だけを残す。道路や下水道など生活インフラの維持管理業務は、中津江、大山地区の振興局に集約。支所となることで必然的に職員は減少するが、災害などの緊急時の対応は現在と同等の態勢を整えるという。
8日から、自治会や商工会、育友会などでつくる各地区の地域審議会で原田啓介市長らが内容や経緯を説明している。前津江振興局であった審議会には委員14人が出席。委員から「財政状況を聞くとやむを得ないかもしれない。市民にとってよりよい再編となるよう努力してほしい」との声や「本当にこれで安全、安心が守られるのか。再編の前にもっとやることがあるのでは」などの意見が出た。執行部は「今回説明したのはあくまで素案。今後、市民と意見交換し、最善の方法を選びたい」と話した。9日は大山、中津江地区の審議会でも説明した。他の地区の地域審議会は以下の通り。(会場は各振興局) ▽天瀬地区 14日午後2時から ▽上津江地区 21日午後7時半から ※この記事は、10月10日大分合同新聞朝刊13ページに掲載されています。』