師走へスクランブル 2014衆院選おおいた

2014/11/27

 

遊説①遊説②2年前の総選挙個人演説会

大分合同新聞報道によると衆議院大分2区の情勢が載っている。・・・・・大分2区【出馬予定者】 敬称略 衛藤征士郎(73)自民・前  吉川  元(48)社民・前=比例九州  山下  魁(37)共産・新   「燃油や資材が高騰している。はっきり言って地方経済は悪い」。22日に大分市佐賀関であった時局報告会で、衛藤氏は地域の厳しい現状を率直に認めた。「経済の好循環づくりは道半ば。自分は中山間地域や海辺で生きる人々の代表」と政策効果の地域への波及に取り組む姿勢を強調した。

衆参合わせて当選11回。36の旧市町村ごとに党支部や後援会の組織を設け、各地でミニ集会を開き、支持基盤を維持してきた。73歳になった今回から党本部の規定で比例代表との重複立候補ができないが「ハンディは感じない」と自信をのぞかせる。2012年の前回選挙は次点だった吉川氏の倍以上の得票(約9万4千票)で圧勝した。だが、投票率が下がったとはいえ、現在の区割りになった03年以降で初めて10万票を割り込んだ。陣営関係者は「相手(吉川氏)は増える要素しかない。こちらは厳しい」と楽観ムードをかき消し、懸命に組織の引き締めを図る。

「社民党の“最後のとりで”を守るため選挙区で勝つ」。吉川氏は21日の解散直後から労組などを精力的に回り、議席獲得への決意を訴えている。党所属の国会議員数(解散前)は政党要件の一つの「5人」ぎりぎり。沖縄と並ぶ“牙城”の大分での戦いには党自体の浮沈も懸かる。前回、公示直前に病気で断念した重野安正氏(当時は党幹事長)の後継として急きょ擁立された。ほとんど地縁血縁はなく、知名度ゼロからのスタートだったが、比例で復活当選。「大分社民」が旧社会党時代から維持してきた衆院の議席をかろうじて守った。

それから2年。各市町で国政報告会を開き、支持労組や地域への浸透に励んできた。今年3月には労組OBを中心に総合後援会が発足。党を支持する県平和運動センターの全面支援を受けながら、個人消費の底上げを重視する経済政策への転換などを訴え、保守地盤の切り崩しを狙う。山下氏は国政選挙7回目の挑戦。党支持者を中心に一定の知名度がある。陣営幹部は「各地区での集会の参加者数は予想以上。党の政策に共感する人が増えている」と手応えを強調する。 ※この記事は、11月26日大分合同新聞朝刊1ページに掲載されています。