平成25年12月9日にも指摘したことがある案件について改善されていない。先日5日に市内一斉に中学校卒業式が行なわれた。その時に、卒業生全員に『印鑑』が市教委から贈呈された。この印鑑発注で問題が発生している。印鑑発注は物品購入ということで各課で入札が行われている。入札日に5社に案内をしている。しかしながら2社については市教委の別の部屋に待機。10時20分になっても担当者が来ないので、担当課に行くとすでに入札は終わったと告げられる。
担当者のミスが招いた入札のやり方に2社は憤慨。改めて再入札をしたとのこと。この2社は地元日田で印鑑屋として店舗を出している店である。聞くところ、後3社は店舗は持たないが、入札で取れば外注するとのこと。こうしたやり方に疑問を持つ2社は事前に担当課と話、内容的には理解をされていたという。しかしながら、店舗を持たない業者にも入札の権利を与えているとか。
市教委の一貫性のないやり方に関係者は憤慨している。この件に限らず、入札に係わる課題が浮き彫りされている。市に登録をし、入札で落札すれば、殆ど外注する業者がいるとか。こうした実態を見逃している担当課、引いては市全体の課題として検討する余地があるのではないかと関係者は言う。