大分県知事選立候補者 過去最多5人の争い

2015/03/27

県知事選②県知事選③

大分合同新聞報道によると・・・・・「26日に告示された大分県知事選は、午前中に立候補の届け出をした4人に加え、午後になって無所属新人1人が新たに届け出た。県選挙管理委員会が午後5時に受け付けを締め切り、5人による争いが確定した。候補者数は公選制第1回(1947年)の4人を上回って過去最多となった。立候補したのは届け出順に▽無所属現職の広瀬勝貞氏(72)▽共産党新人の山下魁氏(38)▽無所属新人の箕迫高明氏(65)▽無所属新人の釘宮磐氏(67)▽無所属新人の池崎八生(やつお)氏(61)。

力込め支持訴え・・・・大分県知事選に名乗りを上げた候補者5人は26日、それぞれ選挙運動をスタートさせた。選挙カーで各地を回って握手を求めたり、街頭演説をするなどして県民に支持を呼び掛けた。広瀬勝貞候補は大分市佐賀関から臼杵市、津久見市、佐伯市上浦まで南下。住宅街や広場、企業の出入り口などで待っていた人たちと握手を交わした。マイクを握り「大分県版の地方創生の足掛かりをつくらないといけない。何としても勝ちたい」と声を響かせた。

山下魁候補は大分市を出発して臼杵、津久見、佐伯、豊後大野、竹田の県南・豊肥5市を駆け抜けた。街頭演説で「消費税増税や年金削減を続ける国政に対して、真っ向からものを言える県政に転換したい」と力を込めた。箕迫高明候補は大分市内で選挙ポスターを張った。選挙カーで「県民の声を聞いて政策に反映する」などと録音した訴えを流した。釘宮磐候補は大分、別府両市を回りながら街頭演説をした。沿道で手を振る人を見つけて選挙カーから駆け降り、握手をする場面も。夜は個人演説会を開き「県民、市町村に寄り添い、“オール大分”で人口減少などの課題に取り組める県政に転換する」と訴えた。池崎八生候補は選挙カーを使わずポスターも張らない方針。電話やメールで知人・友人らを中心に支持を広げていくという。

大分県知事選 候補者きょう(27日)の日程
 【広瀬候補】九重町―玖珠町―日田市
 【山下候補】別府市―日出町―杵築市―国東市―豊後高田市―宇佐市―杵築市
 【釘宮候補】大分市

広瀬勝貞さん 毎朝ウオーキング3キロ・・・・ 「日本を豊かな国にしなければ、というのがあの頃の若者の思い。民間企業より公務員の方が思うような仕事ができるのではないか」と1966年に通産省(現経済産業省)入り。官僚トップの事務次官まで務めた後、2003年の知事選に出馬して初当選した。

仕事はあまり家に持ち込まないが、土、日曜日も行事で出掛けることが多い。3男1女に8人の孫がおり、「車いすマラソンのスターターを務めた時は『格好良かった』と褒めてくれた」と表情を緩めた。大分川の河川敷などを歩く約3キロのウオーキングが朝の日課。腰痛で09年に手術を受け、姿勢はやや前かがみだが「足腰を鍛えて歩き方を良くしたい、という願望もあるんです」。