県知事選が終わった。予想では接戦になるであろうと当初は言われていた。ところが連合大分一部単組が広瀬知事を推薦したり、村山元総理が全面的な支援を頂いた。こうした動きが選挙中盤から広瀬有利の報道もあった。目立った失政のない広瀬候補に対する攻め口も乏しく、「中央対地方の選挙」などと訴えたが、支持は広がらなかった。本格的な人口減少社会を迎える中で大分県を取り巻く状況は一層厳しさを増している。広瀬氏にとっては4期目にマンネリや独善に陥ることなく、掲げた「大分県版の地方創生」の成果を着実に出していくことが県民の負託に応える道となる。
ところで日田市での広瀬知事の得票は圧倒的な支援があった。知事選当初には一部企業が釘宮候補を支援したり、元市長が支援することもあり、日田で1万票ぐらい釘宮候補に流れるのではないかと心配されていた。広瀬後援会日田支部を中心に『日田出身の広瀬候補をよろしく』とか『期日前投票に行くよう』市民に訴えた。その結果、広瀬候補27,428票、釘宮候補3,424票、山下候補1,936票、箕迫候補59票、池崎候補55票になった。広瀬知事の得票は日田市民の良識ある行動で圧勝した。日田モンロー現象があったと判断できる。