有田小学校の第1回オープンスクールデーの一環で「人権コンサート」が開かれた。体育館には児童と保護者、地区内外、報道関係者など多数の出席者で体育館は埋まった。主催者を代表して市教育委員会人権・同和教育室長、森山有田小校長が挨拶した。講師はmon(もん)さんで福岡県糸島市在住している2児の母親でした。自分の生まれ環境を紹介しながら歌を歌いながら、命の尊さを訴えた。さらに、国籍が違っていたこともあり、学校でいじめをされていたが、ある事件からいじめもなくなったことも紹介された。
自己肯定感(自尊感情)は「自分はかけがえのない大切な存在だ」と自分から思える気持ちであるが、「ありのままの自分」を認めることで、自分のことを好きになり、生きることを前向きにとらえていくことを訴えていた。誰もが「生まれてきて良かった」と心から思える社会に皆で作っていこうと訴えていた。コンサートは1時間半になったが、児童始め保護者も真剣に話を聞いていた。こうした人権に関する学習はあらゆる角度からやることで、問題発生防止になると感じる。市民の中に人権に関する学習の場をさらに設定してほしいと思う。今日の人権コンサートなどの催し物をさらに増やすことで差別、命の大切さが市民に浸透すると確信している。