共産党員市長の後継候補敗れる 東京・狛江市長選

2012/06/25

24日に投開票された東京都狛江(こまえ)市長選で、無所属で新顔(民主、自民、公明、生活者ネット推薦)が初当選した。都内でただ一人の共産党員の市長が今回で引退。やはり共産党員の候補を後継指名したが、及ばなかった。共産党員の現職市長はこれで、全国で埼玉県蕨(わらび)市長だけになる。前市長は共産党市長として4期16年を務め、現職の共産党員市長としては最多、最長を誇っていた。

東京都狛江市は、東西2,094m、南北3,066mで面積は、6.39K㎡と全国でも埼玉県蕨市、鳩ヶ谷市についで3番目に小さな市です。人口(平成22年)78,751人、人口密度は都内の市では武蔵野市に次ぐ2位となる。全国の市町村で3位である。議員定数22名、自民党7人、共産党5名、公明党4人、民主党2名、他3人。狛江市は、新宿から南へ約 14 km、電車 (小田急線) で約 20 分の位置にある。

共産党員市長として4期16年にわたって続けてきた前市長が任期満了に伴って今季限りで引退、後継として同じ共産党員が立候補した。選挙は、矢野市政の継承か脱却かを争点に、矢野市政による「空白の16年」を取り戻すためと市長選5連敗するわけにはいかないと危機感を募らせる保守陣営を中心に、4党が組織力を生かした支援体制が整ったが、僅かな差で勝敗が分かれた。