2012年(平成24年)7月の豪雨で甚大な被害を受けた花月川と有田川を国や県が堤防などの復旧事業が行なわれている。激甚災害を対象とした特別緊急事業で5年間で有田川の本村橋から上流7.1キロの区間に10億円の工事をすることになった。諸留町、羽田町などを中心に河川の改修工事が行われている。羽田町一帯は殆どの工事が終わっている。
しかし、諸留町一帯は用地買収などで難航している案件2件がある。川の中にある田んぼに入れる水確保のための井堰廃止計画で断続的に関係者の話し合いが続いている。この結果、一つの井堰から二つの取り入れ口を取る方法で解決策を探っている。どうにか役員の了解が取れた。今月中に水路組合の臨時総会を開いて関係者の了解を取ることになった。
私は地元自治会長として殆どの会議にオブザーバーとして出席し、地元住民の代表として意見も述べてきた。水利を持つ関係者も良心的に納得してきている。この問題が解決すれば、一気に工事が進むわけではない。もう一か所難題が控えている。県土木事務所と頻繁に話し合いをしているが前に進んでいない状況である。しかしながら、この激甚災害特別緊急事業は5年間という限定があり、28年度つまり29年3月までに工事が終わらなくてはならない事業である。11月には日掛け橋の架け替え工事も着手することに連絡あり、ようやく前向きに進みつつある河川工事が終了することを願っている。