おおやま夢工房:三セク、完全民営化へ最終協議 日田市とJR九州が合意 

2015/11/11

 

毎日新聞報道によると・・・・『日田市とJR九州は9日、同市大山町で産業娯楽総合施設を運営する市の第三セクター「株式会社おおやま夢工房」の完全民営化へ向け、最終協議することで合意した。関係者によると、市が所有する全株式2600株をJRに有償譲渡し、JRグループの傘下に入る方向で詰める。

 

おおやま夢工房は1998年に設立し、市が資本金の72%に当たる1億3000万円を出資。2002年からひびきの郷(さと)(梅酒リキュール工房、温泉、宿泊)、04年末から道の駅水辺の郷(農産物直販やレストランなど)を開業した。だが12年度に3896万円の赤字となるなど累積赤字4849万円を抱え、経営再建を目指して県内企業やJRと協議。建物改修費などを巡り難航したためいったん結論を見送ったが、今春にJRと協議を再開していた。

 

市の株式譲渡のほか▽土地は市所有のまま夢工房に賃貸し、建物は無償譲渡▽民営化に伴う1000万円超の固定資産税は市が相当額を支援▽従業員67人は雇用継続−−の方向で最終協議。まとまれば12月市議会に提案する。