7月3日早朝の豪雨で市の危機管理体制に疑問を感じることがある。4時40分に大雨、洪水警報が日田市から発表され、市の安全・安心メールや告知放送で市民にお知らせがあった。続いて出されたのが、7月3日7時35分に発令されたのが、「天神町、清水町、財津町、藤山町、秋原町、市ノ瀬町、小川内町、鈴連町、殿町、源栄町の1850世帯5231人に「避難勧告」を発令され、指定避難場所は三和小学校と小野小学校です。※速やかな避難をお願いします。避難場所:三和小学校、小野小学校。対象範囲:天神町、清水町、財津町、藤山町、秋原町、市ノ瀬町、小川内町、鈴連町、殿町、源栄町です。さらに、9時50分に日田市内53自治会、6639世帯18510人に「避難指示」を発令して市民に周知がされている。
疑問に感じることは、こうした市民向けの発令は、市の安全・安心メールや告知放送で市民に知らせている。しかし、今回のように短時間に大雨やゲリラ豪雨の時、自治会長、班長などは最低でも自分の町内の巡回していることが多い。その時、市が発令した情報を聞くことが出来ていなかった。後で分かったことですが、「貴方の諸留町は避難勧告が発令されている」と聞いてビックリする。町内の班長や地区長(集落責任者)との連絡は密に携帯電話で取っていたが、誰も避難勧告は知らなかった。
有田川が氾濫する前に、避難勧告を知っていれば有田川沿いの世帯に連絡するはずでした。有田川が氾濫し、前を通っている市道が川になり、一時、孤立してしまった世帯が30軒近くあった。短時間であったので、被害も最小限で終ったが、もう少し有田川が増水していたら、どうなったのか、思うだけでゾートする。孤立した世帯の中には一人世帯や老夫婦世帯も数軒あった。避難するはずでしたが、道路が川になり激流していたので2階に上がっていたという住民もいた。(上諸留町日向野地区の有田川沿いの家屋が流失したことを見た時、諸留町の有田川沿いの世帯に何も呼びかけが出来なかったことに責任を感じる。)
市が行っている告知放送や防災行政無線だけでは住民への周知が不十分と今回の教訓で分かった。素早く関係住民に周知するために自治会長を使うことも必要と感じる。今回の豪雨の中で東有田地区は市の出先である東有田振興センターに関係職員が出動されていた。諸留町は自主避難で避難をした住民が1世帯でした。勧告が出ていたのであればその周知をすべきでしたと責任を感じた。避難指示や避難勧告の発令後のあり方を検証すべき課題も見えた。いつ起きるかもしれない災害対策は万全の体制であるべき。諸留町自主危機管理体制も見直すことも必要になった。