昨年4月27日に日田市新清掃センター建設予定地を日田市は公表している。その後、地元である緑町住民と話し合いを続けているようです。しかし、建設に向けた交渉は難航しているようだ。地元である五和振興協議会はここ8年前から施設移転を陳情項目に挙げて陳情している。地元の住民の声は『女子畑で20年、現緑町で30年になり、公害に我慢してきた。臭い、騒音など限界を超している。』と訴えている。
五和地区でも緑町、内河野地区と石井地区では考え方に温度差があるようだ。同じ地区でも直接、影響のある地区と殆ど影響がない地区では考え方が全く違っていることも分かる。市は今後、どのような交渉をしていくのか。反対があっても押し切って進むのか、それとも断念するのか注目される。交渉の仕方にも疑問を感じる。迷惑施設などを新設する場合、交渉の仕方が最も重要である。
以前、サッポロビール用地確保、ウッドコンビナート用地確保などを市職員が粘り強く交渉して出来上がっている。こうした施設建設と新清掃センター建設用地確保はいささか内容も違うかもしれないが、交渉段階のやり方は同じであると思える。そうなると、交渉の仕方に疑問を感じる。
それと選定委員会段階で現施設のある緑町を入れたのも疑問を感じる。地元住民をはじめ周辺地域の住民から施設移転を陳情要望されていたのに、そのことを無視して候補地に挙げたことも疑問視される。
それともうひとつ、全自治会に新清掃センター誘致とも取れる公簿をしている。一つの自治会から希望がなされているが、他の候補地と同じ扱いになっていることも可笑しなことである。自治会が候補地を希望しているのに全く無視の扱い。優先的に取り扱うことが出来なかったのか疑問視される。地元緑町や内河町柳又地域では、道沿いに反対看板も建てられている。今後の交渉の成り行きが注目される。