今回の豪雨の対応で「ありがとう」という言葉を何回も受ける。とても短い言葉ですが、この5字の中には大切な意味がたくさん込められています。改めて考えさせられています。私は、昨年4月までは28年間、市議会議員として地域振興に少しでは寄与してきたと自負していた。しかしながら、市民から見れば、当然のこととしか受け止めていないように感じていた。当然であると思っている。今年4月からお世話になった地域の方々に少しでも恩返しの意味も含めて諸留町自治会長と東有田地区振興協議会長を引き受けた。
ところが、今回の7/3豪雨で諸留町をはじめ東有田地区は甚大な被害を受けた。その対応、対策をすることになった。3日以降、諸留町をはじめ東有田地区をくまなく廻り、住民の苦情、対応を聞いている。当然の仕事と考えている。その中で住民から一言「ありがとう」の言葉がある。この「ありがとう」の言葉が私にとって勇気になっている。何気なく言っている言葉かもしれないが、私から見れば心強い言葉である。ややもすると誰かに何かをしてもらった時や助けて貰った時などに「ありがとう」と言い忘れてしまうことがあります。
小さい頃から言い続けている言葉を、どうして忘れてしまうのでしょうか?多分、自分が人に親切にされることを普通に感じてしまっているからだと思います。ありがとうの言葉の意味を時々、考え直さなければいけないと思っています。たとえ仲の良い友達でも、ありがとうという言葉を言い忘れることで相手に不愉快な気分にしたり良い関係が壊れることもあるからです。これからも、しっかり「ありがとう」の言葉を言えるように気を付けていきたいと思っています。