稲の育苗作業が・・・・

今年の稲作作業が始まった。よく米作りは「八十八の手間がかかる」と言います。「八十八」から「米」という字ができたとか。聞いたことありませんか?国のTPP問題など農業を取り巻く環境は厳しさを増している。こうした中、今年も米作り作業が始まった。

まず、今日は農協から買っていた種籾を塩水処理して、浮いた種籾を除く作業から始める。20リットルの水に塩5㎏を入れて卵が浮くぐらいにする。よい種籾を選べば、よい米ができるということですので選び方が大事になってきます。今年も米の品種は「ひのひかり」です。その後、種子消毒をします。いもち病などの病害に対して行います。ドランガンの中に種子を入れて明日朝まで浸けます。その時に赤米や古代米7種類も入れ込みます。害虫退治をしてもらいます。

明日朝、種籾を全部上げて、3時間ぐらい水切りします。その後、真水を入れてその中に浸けます。毎朝、真水に変えて6日間します。その後、半日ぐらい日陰で干します。予定では13日の朝から箱に土を入れて、翌日15日に播種機などを使って籾種を均一に播種します。さらに、播種後に土を入れて十分な水を潅水します。その後、田んぼに下ろす作業に移ります。今年は昨年、苗が足らなかったので、少し多めの箱作業になります。最後にビニールで被せます。一連の作業を15日中に行う予定です。

育苗用培土製造元に・・・

近所の方が本来であれば注文してあるはずの箱育苗用の培土を買い忘れていることが分かり、急遽、玖珠町にある育苗土製造元に出向く。久しぶりに県道日田玖珠線の東有田地区岩美町を通り、玖珠町に向かう。県道は玖珠土木事務所管内の道路は狭い所でも1.5車線で整備されている。広域道路も整備され、目的地の旧森地区の清水爆円付近に着く。

暫し、工場内を見学させてもらう。社長とも話をする。農協単価より90円安い。(すでに片峰地区では集落で希望者を募り150袋近く買っている)農業する中で経費削減に取り組むことも大切。そこで営農組合が希望者を募り、1000袋以上注文すればさらに単価が下がることも話す。今年は間に合わないが、来年度は早目に取り組むことも確認。近所の方の箱育苗用の培土15袋を軽トラックに積んで帰る。

午後からは営農組合で受注されている田んぼの草刈りと堆肥入れ、トラクターで耕起する。昨年度は田んぼは植えてあったが、稗などあり荒れていたという。こうした田んぼが今後増えることが心配される。

連休期間中は殆ど・・・

今回の4月終わりから今日までの連休期間中は殆ど雨も降らずに快晴が続いた。田植え前に土づくりのためにミネラルGという肥料を散布したり、トラクターで3回目になるが耕したり、土手の草刈り、水路の清掃などすべて終了した。さらに、地区内の市道で見通しの悪い場所の草刈りもする。この連休期間中、汗もかき体を使って動き回った。そのため、夜はぐっすり眠ることも出来た。

今日夕方、営農組合役員3人と天瀬町栄ライスセンターに出向き、意見交換会をする。この秋のライスセンターにおける乾燥、籾摺りなどの料金についても協議された。営農組合員は、現在は有田ライスセンター・羽田ライスセンター・高花ライスセンターに持ち込んでいるが、3ライスセンターとも協議しているが、組合員が少しでも安く乾燥・籾摺りが出来るように動きを始めている。

孫達の成長も頼もしくなっている。大学に通っている長男も4日間日田に在宅し、両親・弟などと遊びに楽しんでいたが、夕方広島に発った。次男は相変わらず毎日高校に通い、吹奏楽部の練習をしているようだ。三男は中学サッカー部キャプテンとして練習と練習試合に明け暮れている。頭を丸坊主にしている。6月の中体連で2位以内に入賞し、県体に出場する目標に頑張っているようだ。

田植えは水路掃除から・・・

諸留町・有田町などの田んぼに水を流す日掛け水路の清掃があった。関係者も180世帯あり、有田川ぞいの水路では一番大きい水路になる。40軒ぐらいが一区切りで5班に分かれて水路に溜まった泥やゴミの掃除を2時間掛けて一斉に掃除する。軽トラックに積み込み、指定された場所に運び込む量は軽トラック30台分にもなる。掃除が終わると水門が空けられ、一気に澄み切った水が流れ込み、水路に流れ出す。末端の田んぼ付近までには1時間近く掛かっる。

田植え準備もこの連休から始める世帯もあるようだ。籾洗い、消毒、箱の中に床土を入れ籾を入れて田んぼに下ろす。一週間すれば芽が出始める。能代での作業も連休が終わる頃から一斉に始まる。トラックターで田んぼを耕す方や田んぼの土手を草刈りする方などの姿を拝見する風景に出会う。私の自宅も8日頃から準備をする予定。

営農組合組織が動き出す!!

農業の担い手不足など課題が大きい農家のために3月28日に立ち上げた「諸留・上諸留地区営農組合」の第1回役員会が東有田公民館で開かれた。役員・監事・顧問など20名が出席。指導・助言のために県西部振興局水田班、市農業振興課職員も同席してもらった。今年の田植えから受託する農家もあり、何処まで受託するのか話し合いがされた。組合員も102名になり、さらに増える見込みである。

しかしながら、組合員は高齢者の農家も多いが、今だ元気に農業に従事している方も多いので、すぐに営農組合に頼む方も少ないようだ。ここ数年すれば、段々受託する農家も増えるようだ。そのためにも色々なケースを考えていなければならないようだ。今年は何もかも初めての取り組みであるので、わからないことが多く、県振興局農政部職員や市農業振興課に相談することが多い。

「綿植え」や「田植え準備」で大忙し・・・

友人から借りた畑に「綿の種」を植え込んだ。畑の耕し方が悪く植え難い。もう少し小さな粉状態にしなくてはならなかった。間隔をあけて約1000個の種を植え込んだ。果たしてどのくらい芽が出るか心配だ。ひとあめ降れば芽が出てくると思うが・・・。間隔を取ることで横に幹が張り実が付き、見栄えの良い綿が育つと思う。

午後からは田んぼに土づくりのための「ミラクルG」という土壌改良肥料を撒く。田んぼの中を何回も往復しながら撒いて行く。約20アールに8俵分撒く。その後、トラクターで耕す。3回目になる。後半分の田んぼに同じように土壌改良材を入れてトラクターですれば。6月上旬から始まる田植えが出来る。農作業は事前の準備が大変である。

稲の苗を植える能代になる田んぼも土を細かくするためにゆっくりトラクターで耕す。今年は本来の自分の田んぼの分と利用権設定して借りた田んぼの分の苗も作らなければならないので、昨年から見れば倍ぐらいになる。それに営農組合の分まで作ることになる予定。箱で160枚になる予定。田んぼが乾いているところと今だ湿り気があるところがあり、トラクターが土で汚れたり、土ホコリが舞い上がったりして夕方には終了する。今年の農作業は大忙しくなるようだ。

一日が早い・・・

午前中に県西部振興局集落・水田班に出向き、先に立ち上げた諸留・上諸留地区営農組合の今後について担当者から知恵を借りる。現在、正式加入届けと加入金の徴収を各集落で行なっている。先行き手探りの中で立ち上げた営農組合へ受託される農家も増えつつある中で、オペレーター確保や機械借り上げの課題がある。5月1日に第1回役員会を開催して諸課題について協議することになっている。

午後から先に有田小学校付近に設置してもらった行政無線の非常時の取り扱い方について市危機管理室職員から説明を受ける。定時的に市からの情報伝達にあわせて災害や緊急的にその施設から放送されるシステムについて説明を受けた。普通は使用することはないが、突発的な災害などで放送されることになっている。東有田地区はこの行政無線の設置数が極端に少ないことも分かり、5月1日に東有田地区振興協議会で関係自治会長と原田市長に陳情することも決定されている。

その後、自宅の小型耕運機の調子が悪いために新日本緑地修理班に耕運機を持ち込む。耕す時に大きな音が出るようになっていた。年数も経っているので買え時期も来ているのかも知れないが、担当者に言わせると修理が聞くと言われ一安心している。面積の少ないところを耕す時に小型耕運機は必要な機械である。夜は平島地区の定例常会があり、NHKの集団加入に伴う1年間の受信料徴収、営農組合加入金の出費などがあり財布のお金が少なくなった。協議事項では新たに防火用具を購入する旨の報告もされた。

畑を借りて・・・

私の住んでいる諸留町平島地区は10年前にウッドコンビナート用地で里山や田畑を売却したことで、極端に畑が少なくなり、自営の野菜類を栽培する世帯が減っている。私の家でも田んぼの一部(3畝)を畑にして野菜などを作っている。ここ最近になって畑を使って栽培する種類が多くなり、もう少し広げて作りたいと希望していた。その点、諸留町本村・下組地区などは須ノ原団地を近くに抱えている関係で畑地での栽培が多い。耕作荒地も少しずつ増えている現状である。

そこで、数人に相談した結果、無償で畑地(6畝)を借り受けることにした。昨年まで一部に野菜類を植えていたが、今年から荒らすことになっていた。先ず、土手の草刈り、畑の中の草刈りをする。トラクターで耕す。草をすきこむ。今月末にもう一度、トラクターで耕して「綿」を植えてみることにしている。前の田んぼ(休田)には今から夏場はトマト・キュウリ・カボチャ・里芋・キビなどを植え込む予定。秋からは豆類や高菜を栽培する予定。今日は早生の「タマネギ」を収穫する。少し取り入れが遅かったので痛んだタマネギもある。早速、美味しく食べさせてもらった。

衛藤代議士のブログから・・・

TPP交渉参加 TPPについては、自民党は総選挙の公約に明記しました。それは「聖域なき関税撤廃を前提とするTPPには参加しません」ということです。先日安倍・オバマ日米会談において、「TPPには聖域を設ける」ことが共同声明に盛り込まれましたから、大きく言えば、選挙公約は守られているわけです。問題は何を国益として守るか、何が聖域になるかという点です。総理自ら述べられましたが、農業・農村は極めてセンシティブな問題があり、これを守らなければなりません。農山村は一度崩壊してしまったら、いかにコストと時間をかけても元に戻りません。加えて相当なスピードで進んでいる少子高齢化の負荷が、構造的なマイナス要因として働き、農業・農村を守ることが、本当に難しくなってきています。

大分県には限界集落が480くらいあります。限界集落では、田んぼでコメを作り、水田を転作して畜産・酪農をやったり、飼料を作ったり野菜を作ったりしています。もし、聖域のないTPPに参加し、安いコメや農産物が入ってくるようになると、限界集落はなおさら立ちいかなくなります。農地は雑草地となり、ゲリラ豪雨や水害は増え、集落そのものが消えてゆくわけです。経済界の人たちは「時間とコストをかけて、国際競争に打ち勝つような専業農家を育成すればいいじゃないか」と言われます。つまり「農業を機械化し、規模拡大を図れば、国際競争に耐えうる農業になる」というわけですが、それができるのは1割の専業農家だけです。

専業農家が規模拡大して機械化すれば、残る9割の兼業農家が役割を果たせなくなる。兼業農家が農地を放棄し、中山間地域を離れれば、その山村にあった保育園や小学校・中学校は消えていきます。TPP交渉に参加する場合、農業を犠牲にすることはあり得ません。自動車・工業製品など、競争力の強い部分は、大いに競い合ってもらいたい。農業分野のように弱い所は、みんなで支えていく。そういうTPPでなければならないと思います。

アジア・太平洋地域を考えた場合、TPPは太平洋を真ん中にした、環太平洋諸国の経済連携協定です。今後、アジア自由貿易圏(FTAAP)構想、さらに東アジア地域包括的経済連携構想(RCEP)構想が、具体化に向けて動き出します。その場合、TPPのルールが、RCEPやFTAAPのルールに踏襲される可能性があります。もし、日本がTPPに入っていなければ、東アジアやアジア太平洋の連携協定に、不利な条件で参加せざるを得なくなるかもしれない。農業分野の聖域を守ることを担保に、TPP交渉参加に向けて、党内手続きの合意を経て総理も交渉参加を決断されました。

現在は、米や小麦、牛肉に酪農製品、サトウキビ・甜菜等、海外からドーンと入ってこないように、高い関税を課しています。TPPに加入して、その関税が無くなったら困るということで、それらを除外品目にするか、高い税率を認めてくれと言っているわけです。ただ、私は日本の農業を守る為にそう言っているわけではありません。農業・農村を守らなければ日本国が壊れる。農村漁村が高齢化社会の中でも、活力を持って存続・発展していけるよう、私たちも頑張りましょうということです。TPPに入ったらそれらが壊れてしまうのではなく、TPPに参加することによって、TPPの参加国やアジア太平洋地域の国々と日本が新たに共存共栄していく道を探っていくということです。その中で、日本の農村、山村、漁村を必死で守っていきましょう。日本の未来のために国民の皆さんをはじめ、与野党の理解と協力を求めて参ります。

残りの高菜全部獲り・・・

高菜獲り作業も今日で終了した。大きい樽3箱分あった。朝から獲りたてて水洗い天干しと作業は続く。午後から高菜に塩を適当に掛けて手で揉んで上げる。その高菜を桶に入れ込む。途中、桶の中に入って足で揉んで上げる。その作業が夕方まで続く。今日作業した分を1年持たせたり、冷凍させたりする分にした。冷凍する分は本付けした高菜を冷凍庫に入れる。そうすれば、1年中、青々した高菜が食べることが出来る。

現在、以前漬けた高菜を友人などに食べて貰っている。「美味しい」と言う言葉に心の中で嬉しく思っている。中には商売したらという声もあるが、生ものの商売は難しいことが分かっているので全く考えていない。差し上げることをここ数年続けている。今年、差し上げる分がまだ少しある。希望者は電話下さい。090-8222-6560