12月1日から21日間 日田市議会

 

日田市議会は議会運営委員会を開き、12月定例市議会の日程を12月1日から21日までの21日間とすることを申し合わせた。提案されるのは本年度一般会計補正予算案(補正額3億1430万2千円・累計381億9217万8千円)、第三セクター「おおやま夢工房」の市が所有する有価証券の全部を減額してJR九州に譲渡するための議決を求める議案など31議案、報告4件、請願1件。

 

主な補正内容は▽個人番号(マイナンバー)保護に伴う閉庁時のパイプカーテン設置事業(1458万円)▽農地集積協力金交付事業(1483万円)▽来年度の就学援助事業の認定者が見込みを上回ったことによる増額補正(419万円)―など。日程は次の通り・・・▽1日 本会議(議案上程、提案理由説明)▽2~7日 休会▽8~10日 本会議(一般質問)▽11~13日 休会▽14日 本会議(議案質疑)▽15~17日 委員会▽18~20日 休会▽21日 本会議(委員長報告、討論、採決) ※この記事は、11月26日大分合同新聞に掲載されています。

おおやま夢工房:民営化を議会に説明 株式譲渡額は3700万円

 

毎日新聞報道によると・・・日田市の第三セクターの産業娯楽総合施設「株式会社おおやま夢工房」=同市大山町=の完全民営化を巡り、市は13日の市議会全員協議会で、JR九州との今後の最終協議の内容や日程を説明した。市側は、12月市議会で市が所有する株式の譲渡(3700万円)など関連議案を議決した後、同月25日にJRと合意書を締結。JRは来年1月下旬の臨時株主総会を経て経営参画し、夢工房を連結子会社化する方針。

 

さらに市は、今春に再開したJRとの協議の経過を報告。リキュール工場(梅酒)、温泉・宿泊施設など「ひびきの郷」や、道の駅「水辺の郷」を経営する夢工房の累積赤字が累積赤字4849万円に上るとした。また今後、夢工房に現在の施設の建物を無償譲渡し、土地は賃貸するほか、従業員67人の雇用は継続される見通し。民営化後に施設を修繕する場合、費用が約3億円かかるという。JR九州に対しては「(夢工房を)過疎地のまちづくりの先駆的事例にしたい強い思いがある」とし、宣伝力や営業力、販売網に期待するという。